FAXTR
開発者ガイド · ClaimReview

ClaimReview API と Google Fact Check Tools API

ファクトチェックデータの公開・クエリ・統合に開発者が必要とするすべてを、ClaimReview 構造化データ、Google Fact Check Tools API、近日公開の FAXTR API の動作するコードとともに紹介します。

ClaimReview は、Google 検索・Bing、そしてオープンデータのファクトチェックエコシステム全体でファクトチェックのリッチリザルトを支える schema.org の型です。Duke Reporters' Lab と Google News Initiative によって開発され、AFP・Snopes・PolitiFact が公開したファクトチェックを、アグリゲーター(FAXTR など)や検索エンジンが再表示できるようにする唯一のデータ契約です。

本ガイドでは3つの層を扱います。(1)パブリッシャーとして ClaimReview を出力する、(2)コンシューマーとして Google Fact Check Tools API にクエリする、(3)近日公開の FAXTR API がその上に加えるもの。

1. ClaimReview 構造化データ(パブリッシャー向け)

ファクトチェックを公開している場合、各ファクトチェックページに ClaimReview JSON-LD を埋め込むと、Google のファクトチェックリッチリザルトの対象となり、Fact Check Explorer に表示されます。最低限必要なフィールドは claimReviewed, reviewRating, url および author です。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "ClaimReview",
  "datePublished": "2026-05-20",
  "url": "https://example.org/fact-check/iran-strike-claim",
  "claimReviewed": "Iran officially declared war on Israel on May 19, 2026.",
  "itemReviewed": {
    "@type": "Claim",
    "appearance": "https://example.com/social-post/12345",
    "firstAppearance": {
      "@type": "CreativeWork",
      "url": "https://x.com/example/status/12345",
      "datePublished": "2026-05-19"
    },
    "author": { "@type": "Person", "name": "@example_account" }
  },
  "author": {
    "@type": "Organization",
    "name": "Example Fact Check",
    "url": "https://example.org"
  },
  "reviewRating": {
    "@type": "Rating",
    "ratingValue": 1,
    "bestRating": 5,
    "worstRating": 1,
    "alternateName": "False"
  }
}

デプロイ前に Google の Rich Results Test でマークアップを検証してください。Duke Reporters' Lab は、フォームから準拠した JSON-LD を生成する Schema.org ClaimReview Generator も提供しています。

2. Google Fact Check Tools API(コンシューマー向け)

Google Fact Check Tools API は、Fact Check Explorer を支えるのと同じデータセットを公開します。無料で、Google Cloud Console の API キーが必要で、言語フィルタリング付きの主張単位の検索に対応しています。

# Search the Fact Check Tools API for a claim
# Docs: https://developers.google.com/fact-check/tools/api

curl -G 'https://factchecktools.googleapis.com/v1alpha1/claims:search' \
  --data-urlencode 'query=Iran war declaration' \
  --data-urlencode 'languageCode=en' \
  --data-urlencode 'key=YOUR_API_KEY'

各結果は、元のパブリッシャー、主張のテキスト、レーティング、ソースページへのリンクを返します。データセットはグローバルですが英語とスペイン語が中心で、韓国語・日本語・アラビア語のカバレッジは手薄です。これは FAXTR が地域のファクトチェッカーのフィードでこれを補強する理由の一つです。

3. ClaimReview Project

ClaimReview Project(Duke Reporters' Lab + Google News Initiative)は、オープンな ClaimReview コーパスを維持し、ClaimReview Schema Generator やバリデーターなど、パブリッシャー向けの無料ツールを提供しています。ファクトチェックの媒体を構築するなら、独自のエミッターを書く前にそこから始めてください。

4. FAXTR API(プレビュー)

FAXTR の API はプライベートベータ中です。50か国以上の100以上の組織からの ClaimReview 出力を集約し、AI 生成検出と一次ソースへのリンクを組み合わせます。そのため1回のリクエストで「この主張はすでに検証されているか?」と「この主張は AI 生成の可能性があるか?」の両方を返します。

# FAXTR API (preview — beta access)
# Endpoint: https://api.faxtr.com/v1/check

curl -X POST 'https://api.faxtr.com/v1/check' \
  -H 'Authorization: Bearer YOUR_API_KEY' \
  -H 'Content-Type: application/json' \
  -d '{
    "claim": "Iran officially declared war on Israel",
    "language": "en"
  }'

# Response: aggregated ClaimReview results from 100+ orgs
# plus an AI-detection score and primary source links.

承認されたベータ申請者は Business ティアアクセスを無料で利用できます。ユースケースには、LLM ガードレール(ハルシネーションを起こした主張がユーザーに届く前に除去)、編集ワークフロー(疑わしい主張を自動フラグ付け)、ソーシャル / UGC プラットフォーム(ユーザー投稿の横にファクトチェックの文脈を表示)があります。

ベータ API アクセスを申請

承認された申請者は、ベータ期間中 Business ティアアクセスを無料で利用できます。2営業日以内に審査します。